2P用に比べレスポンスは良いと言われている1P用PSパッドUSB変換機を一挙に5機種を計測にかけてみました。
特に現在発売されていないBURUTTERはレスポンスが良かった事で既に伝説と化しています、実際はどうなのか興味がある人も多いのかと思います、今回は貴重な実機をお借りして計測を行いました。 検証環境についてはこちらのページをご覧ください。
エスケイネットの変換器はパッケージが全てそっくりで間違って別の物を買ってしまいそうです(笑、前回の2P用のSmartJoypad3PlusとSmartJoypad3PlusNに引き続き1P用SmartJoypad3を計測してみました。
上がSONY純正Dual Shockのパッド上の表記で、下がWindowsで認識されたボタン番号及び対応軸です
○ | × | △ | □ | L1 | L2 | R1 | R2 | START | SELECT | 左アナログボタン | 右アナログボタン |
2 | 3 | 1 | 4 | 7 | 5 | 8 | 6 | 10 | 9 | 11 | 12 |
方向キーデジタルモード | 方向キーアナログモード | 左アナログ | 右アナログ縦 | 右アナログ横 |
↑=13+Y上+Z軸上,↓=15+Y下+Z軸下 ←=16+X左+Z回転上,→=14+X右+Z回転下 |
↑=13,↓=15 ←=16,→=14 |
x/y | Z軸 | Z回転 |
最大連射速度 | 操作限界速度 |
---|---|
実用連射速度 | 実用操作速度 |
実用連射速度でのボタン入力認識が均一ではない事が気になる所ですが、最大連射速度も30発ですし並みの性能という所でしょうか。
現在ではDPPを販売している唯一の会社となっているGAMETECHの黒ケースのUSB変換器です、この黒ケースの両サイドの部分が気がつかない程濃い透明グレーで一応シースルーなんですがどうして中も見えない程の透明素材を使うのか不明です、よーく見るとICの足が見えます。
上がSONY純正Dual Shockのパッド上の表記で、下がWindowsで認識されたボタン番号及び対応軸です
○ | × | △ | □ | L1 | L2 | R1 | R2 | START | SELECT | 左アナログボタン | 右アナログボタン |
2 | 3 | 1 | 4 | 7 | 5 | 8 | 6 | 9 | 10 | 11 | 12 |
方向キーデジタルモード | 方向キーアナログモード | 左アナログ | 右アナログ縦 | 右アナログ横 |
x/y | POV | x/y | Z回転 | Z軸 |
最大連射速度 | 操作限界速度 |
---|---|
実用連射速度 | 実用操作速度 |
なかなかレスポンスが良かったので驚きです、DPP程ではありませんが最大37発ならば充分な性能ではないでしょうか?USB変換器特有の認識が密になったり粗になったりする部分は気になりますがこのぐらいのレスポンス性能ならば余程のゲーマーで無い限り大抵のゲームでストレスを感じないと思います。
ここの所一番良く見掛ける変換器JC-PS101USV、さすが業界一の販売力ですから日本の津々浦々に行き届いています、すでに使われている人も多いのではないでしょうか?
上がSONY純正Dual Shockのパッド上の表記で、下がWindowsで認識されたボタン番号及び対応軸です
○ | × | △ | □ | L1 | L2 | R1 | R2 | START | SELECT | 左アナログボタン | 右アナログボタン |
2 | 3 | 1 | 4 | 7 | 5 | 8 | 6 | 9 | 10 | 11 | 12 |
方向キーデジタルモード | 方向キーアナログモード | 左アナログ | 右アナログ縦 | 右アナログ横 |
x/y | POV | x/y | Z回転 | Z軸 |
最大連射速度 | 操作限界速度 |
---|---|
実用連射速度 | 実用操作速度 |
あれっ?、PCツナイデントUSBリアルショック2と全く同じような? 実用連射速度計測でほぼ定期的に2回長く押された様に認識される場所が出来る所など同じ様に見えます、 認識されるデバイス名も「MP-8888 USB Joypad」と同じ、試しにVendor IDとProduct IDを見てみましたらこちらも全く一緒でした、形状は違いますが同じ製造元で作られた同一ファームウェアの商品の様です。
2P用のJOX-U302は評判がよろしいのですが、その影で話題にも上らない出来の良い兄を持った不遇な弟のようなUSB変換器と言ったところでしょうか、 SmartJoypad2を彷彿とさせるようなデザインと筐体が大きいのが気になる所です。
上がSONY純正Dual Shockのパッド上の表記で、下がWindowsで認識されたボタン番号及び対応軸です
○ | × | △ | □ | L1 | L2 | R1 | R2 | START | SELECT | 左アナログボタン | 右アナログボタン |
2 | 3 | 1 | 4 | 7 | 5 | 8 | 6 | 9 | 10 | 11 | 12 |
方向キーデジタルモード | 方向キーアナログモード | 左アナログ | 右アナログ縦 | 右アナログ横 |
x/y | POV | x/y | Z回転 | Z軸 |
最大連射速度 | 操作限界速度 |
---|---|
実用連射速度 | 実用操作速度 |
最大連射速度36発とPCツナイデントUSBリアルショック2、JC-PS101USVに退けを取らないレスポンス性能です、実用連射速度の時の認識性能もなかなか安定していてよろしいのではないでしょうか?
製造元の台湾メーカーと日本国内の発売元が倒産してしまい、一時は1,000円で投げ売り状態でありましたが、レスポンスの良さでは定評があり入手困難な現在に至ってはすでに伝説になっています。
USB供給電源でも振動しますが、ACアダプター端子用意されており更に強力な振動を味わう事も可能です。
上がSONY純正Dual Shockのパッド上の表記で、下がWindowsで認識されたボタン番号及び対応軸です
○ | × | △ | □ | L1 | L2 | R1 | R2 | START | SELECT | 左アナログボタン | 右アナログボタン |
2 | 3 | 1 | 4 | 7 | 5 | 8 | 6 | 12 | 9 | 10 | 11 |
方向キーデジタルモード | 方向キーアナログモード | 左アナログ | 右アナログ縦 | 右アナログ横 |
x/y | ↑=13,↓=15,←=16,→=14 | x/y | Z回転 | Z軸 |
最大連射速度 | 操作限界速度 |
---|---|
実用連射速度 | 実用操作速度 |
で、伝説は何処に……_| ̄|○
レスポンスが良いと言われ続けてきましたが、その後に発売された変換機と比べ思った程数値が伸びませんでした。
実用連射速度でのボタンの入力認識があまり均一で無い所が気になる所ではあります、全てのボタンを連打した最大連射速度も瞬間的には32発ぐらいは行きますが、安定して使える限界は30発がよい所でした、この当時の変換機としては良い方なのではないでしょうか?やはり後に開発された変換器はそれなりに努力しているという事なのかもしれませんね。
検証環境はいつものFV24です、今回は気ばってメジャーな1P用USB変換器を5機種を題材にしましたが、これ以外にもリクエストがあったらご遠慮なくどうぞ。
USB変換器の性能はレスポンスも重要ですが対応するパッドの種類の多さやデュアルショック2のアナログボタンの認識が良いとか、付属ドライバの性能が良いとかそういった点も重要ですので計測結果はあくまで目安として総合的な判断が必要です。
これらの検証はもちろん我々が独自に行ったものなのでPC本体の性能や状態により変化があるでしょうし、まだまだ不備な点もあると思います。無闇に信じ込まないで結果は参考程度に考えておいてください。
※お願い : こちらに記載のデータを元に、メーカー、販売元に問合わせ、クレーム等の行為はご遠慮下さい。