高速連射による反応速度調査

連射速度の限界に挑戦!第七回 PS-DPPケーブルの接続方法によるレスポンス調査

研究員T

Psxpadの各接続モードによるレスポンス比較

Psxpadはスタンダード接続、メガタップ接続、マルチタップ接続の3つのモードがあります。接続されるパッドが増える程負荷も増えるとの事なのですが今回はスタンダード接続1P、スタンダード接続2P、マルチタップ接続4P、メガタップ接続5Pで実験して見ました。

今回は検証マシンは下記の構成の物を使用しました。この為、第四回調査の際の数値と若干の差がでています。CPUパワーがどの程度レスポンスに影響するのかも次回調査してみたいと思います。

Mother board : JETWAY 603TCFL
CPU : Celeron 1GHz
Memory : 128MB
OS : Windows2000 SP4
マルチタップ : SCPH-1070
使用ドライバ : Psxpad ver 0.8.2002.06.06c (Windows2000,Windows Xp対応)
PS-DPPケーブル :

DPP-2U DPP-5U MegaTap ver.
DPPケーブル DPP-5U

DPPは実用連射速度の秒20回の入力はどれも全く同じで快適な状態ですので最大連射速度、操作限界速度の比較だけやってみました。


スタンダード接続

スタンダード接続 1Pモード

自作する場合もっとも簡単に作れるDPPケーブルの構成です。

最大連射速度(1P) 操作限界速度(1P)
最大連射速度 操作限界速度

スタンダード接続 2Pモード

三科研のDPP-2G、DPP-2Uがこの構成になります。2Pモードでドライバをインストールしてコントローラを1個接続した場合と2個接続した場合のレスポンスを計測してみました。

最大連射速度(1P) 操作限界速度(1P)
最大連射速度(1P) 操作限界速度(1P)
最大連射速度(2P) 操作限界速度(2P)
最大連射速度(2P) 操作限界速度(2P)

マルチタップ接続

DPP-2Uの1P端子にマルチタップを接続して実験を行いました。

マルチタップ接続4Pモードで1個挿し

マルチタップAポートにコントローラを1個接続

最大連射速度(1P) 操作限界速度(1P)
最大連射速度(1P) 操作限界速度(1P)

マルチタップ接続4Pモードで2個挿し

マルチタップAポート、Bポートにコントローラを接続

最大連射速度(2P) 操作限界速度(2P)
最大連射速度(2P) 操作限界速度(2P)

マルチタップ接続4Pモードで4個挿し

マルチタップAポート、Bポート、Cポート、Dポートにコントローラを接続。連射測定装置は2Pまでしか対応していませんのでCポート、Dポートにはデュアルショックを接続してぐりぐり動かして計測してみました。

最大連射速度(4P) 操作限界速度(4P)
最大連射速度(4P) 操作限界速度(4P)

メガタップ接続

メガタップ接続5Pモードで1個挿し

最大連射速度(1P) 操作限界速度(1P)
最大連射速度(1P) 操作限界速度(1P)

メガタップ接続5Pモードで2個挿し

最大連射速度(2P) 操作限界速度(2P)
最大連射速度(2P) 操作限界速度(2P)

メガタップ接続5Pモードで5個挿し

連射測定装置は2Pまでしか対応していませんので1P、2Pに連射測定装置を接続。3P、4P、5Pにデュアルショックを接続してぐりぐり動かして計測してみました。

最大連射速度(5P) 操作限界速度(5P)
最大連射速度(4P) 操作限界速度(4P)

ここまで書いて

一個繋いだ場合と複数繋いだ場合は差が有りましたがそれぞれの接続モードでの大差は見られませんでした。マルチタップ接続ではかなりレスポンスが落ちるのではないかと思いましたがスタンダード接続と変らなかったです。マルチタップ接続、メガタップ接続でもDPP快適という事の様ですが実際にゲームを行なった場合に負荷を感じるのかもしれません。入力された信号を読込む方法はゲームソフトの設計で左右されますので4、5個のパッドを見に行けば重くなりそうではあります。あくまでもJstestの計測ではこのような成績だということに留めて下さいませ。

第四回調査で計測した際はCPU速度がCeleron800MHzで44回/秒、今回のCeleron1GHzで46回/秒というところに興味が有ります。次回は同じ変換器で色々なCPU速度での計測をやってみても面白いかと考えています。

お断り

これらの検証はもちろん我々が独自に行ったものなのでPC本体の性能や状態により変化があるでしょうし、まだまだ不備な点もあると思います。無闇に信じ込まないで結果は参考程度に考えておいてください。