アンケートページでご要望が多かったSFCパッドUSB化基板を製品化しました。SFCと言えばファミコンに次いで普及台数が多い機種ですので、きっと皆さんの家にもACアダプタの付け根がおかしくなってゲーム中電源が切れまくったり、カセットの端子が接触不良でチョットした衝撃でゲームが大暴走したりするにも関わらず捨てるに捨てられないSFCが転がっているはずです。
さあ、遠い過去の思い出となってしまったSFCのパッドだけでも蘇えらせましょう。大げさですか?
既にSFCを持っていない方も、つい最近まで生産され続けていた事、普及台数が並じゃない事もありますので、SSの時と違ってさほど探し回らずとも元になるパッドを入手できるのではないでしょうか。
ICはSSパッドUSB化基板と同じ物を使用していますのでMAX60発の入力にも耐えられます。詳しい性能は連射測定の第一回調査をご覧ください。 十字キー部分のパターンはクシ型の形状を採用しましたので、各方向の感度はオリジナルよりもグッとよくなっています。
組み立て方は簡単です。例によってネジを外して裏フタを外して基板を入れ換えてフタを閉じればもう完成です。
SELECTボタンは最初は7番ボタンとして認識されるようにしてありますが、ちょっとした改造で連射設定解除ボタンとして使用する事も可能です。半田ゴテでIC6側にブリッジしている半田を溶かして取外しIC8側にブリッジさせます。これでSELECTボタンは連射設定解除ボタンになります。
連射にしたいボタンを押しながらSELECTボタンを一回押すと連射設定されます。連射解除は同じ動作をもう一回することによって解除されます。また連射速度は秒20発に設定してあります。
ただ、当然の事ながら、7番ボタンを連射設定にすると、SELECTボタンは連射設定以外には使用できなくなります。逆に7番ボタンとして使用すると、連射設定が出来なくなる=連射機能を使用できなくなる訳です。このあたりご注意くださいませ。画像クリックで拡大写真が見れます。
改造する際のツボというかポイントです。
折角分解するのですから内部までちゃんと磨きましょう。プラパーツは中性洗剤と歯ブラシで洗浄。水気をよく切って2〜3日干してから組むと良いです。ゴムボタン、特に接点部分(裏側にある黒い丸)はエチルアルコール、手許に無い場合はCDやビデオテープ等のヘッドクリーナー液を使ってティッシュペーパーで拭いてから組み立てるとGood。
一度組んでみて、各方向の感度が鋭すぎると思った場合は、十字ボタンのクシの外側二本を油性マジックで黒く塗って絶縁してもらえれば、純正とおなじく斜めが渋い感度になります。これでしたら簡単に元に戻せるので、どうしても気になる方は試してみて下さい。