高速連射による反応速度調査

連射速度の限界に挑戦!第四回 PS-DPPケーブル追加調査

平研究員A

DPP最強説を再検証

既に以前調査済みのPS-DPPケーブルですが、「Psxpadではどーなの?」という質問が掲示板にありましたので、今回は第二回調査の補足も兼ねて、PS-DPPケーブルを再調査してみることにしました。せっかくですので(それだけだとページが寂しいので)比較を兼ねて元祖DPPも試してみたいと思います。

また、DPPケーブルおよびドライバに限って言えば連射速度20発なんて遥か後方の通過点みたいなものなので、実用連射速度の計測は行いません。

テーマは”デバイスドライバごとの反応速度の差を調べる”ということで行ってみましょ〜


PSXPADバナー Psxpad

■使用ドライバ:Psxpad ver 0.8.2002.06.06c (Windows2000,Windows Xp対応)

DPPケーブル用の定番ドライバ

DPPケーブルの入手方法は様々ですが、手にした方の殆どが使っていると思われるPsxpadです。作者のきむらさんに連絡させてもらいました所、ありがたいことに調査に使用しても良いとのお言葉を頂けたので遠慮なく必要以上の高速連射を叩き込んでみたいと思います。

最大連射速度(1P) 操作限界速度(1P)
最大連射速度(1P) 操作限界速度(1P)
最大連射速度(2P) 操作限界速度(2P)
最大連射速度(2P) 操作限界速度(2P)

Psxpadはどうなのか。

さて、予想通りの安定性ですが如何でしょうか。2個繋いだときに気持ち連射速度の低下が見られますが、実用上問題が出るとは思えません。なにより、40発超えても安定した動作をするのは素晴らしい事です。評価の点としては、

  1. 高速度連射に耐えられること
  2. 読みこぼしが少なく、安定していること

の2点が重要ですので、連射速度とグラフの美しさを見る限り、これらを必要十分以上に満たしていると言えます。

ちなみに、PsxTune.exeを用いて調整をしてみましたが、標準の状態が読みこぼしも少なくちょうど良い感じだったので、私たちのテスト環境では今回計測した数値がベストな状態であると考えられます。

ともかく、連射速度等の性能だけでなく、導入〜設定までの容易さと安定性、設定画面の見易さ等も踏まえるとDPPケーブル用のドライバの中では最も扱いやすいのはPsxpadではないかと思います。お世辞ぬきで。


DirectPadPro

■使用ドライバ:Direct Pad Pro ver5.0 (Windows98,Windows98SE,Windows Me 対応)

DPPって何の略?

DPPケーブルは元々Direct Pad Proで使うケーブル、という訳で、元祖DPPを調べないことには他を語るなんてヘタレの戯言でしかないでしょう。そんなDPPですが配布元ではVer5.0をもって既に開発が終了しているらしく、コントローラ特論さんに置いてあったミラーから拝借してきました。PSXPADやNT-PADを使うことができないWindows98系のOSではこれを使う以外の選択肢は無さげな感じです。

最大連射速度(1P) 操作限界速度(1P)
最大連射速度(1P) 操作限界速度(1P)
最大連射速度(2P) 操作限界速度(2P)
最大連射速度(2P) 操作限界速度(2P)
( ゚Д゚)・・・・・・・・・

え〜と、、、

DPPはどうなのか。

連射速度限界測定装置の出力上限が約200発なのですが、まさにそれに迫る勢いで1個接続で約177発、2個接続で約140発と神の領域に達している感があります。おそらくドライバの性能差ではなくOSの違いにより起こる現象なのではないかなーとは思いますが、周波数カウンターの数字も確かに一致しているので、狂おしいほどにレスポンス性能を欲する人はWindows98+DPP5.0の組み合わせをお勧めします。


ここまで書いて

おなじみ検証環境ですが、PsxpadにつきましてはいつものFV24にWindows2000で、DPPは検証用にWindows98無印をインストールしました。DPPの狂ったような感度も確かに凄いですが、実際のゲームをする上でどれだけ役に立つかと言われるとそれなりに疑問が残ったりします。それよりもWindows2000やXpを使って使うアプリケーション自体の安定を求めた方がしっくりくるのではないでしょうか。

お断り

これらの検証はもちろん我々が独自に行ったものなのでPC本体の性能や状態により変化があるでしょうし、まだまだ不備な点もあると思います。無闇に信じ込まないで結果は参考程度に考えておいてください。

謝辞

今回の検証のためにPsxpadの使用を快諾下さいました きむらさんに心からお礼申し上げます。