アンケートページでの製品化要望第3位、メールでのお問い合わせも多かったFCパッドUSB化基板を少量ですが製品化してみました。燃えないゴミの日にファミコンが捨てられているのを見かけたりします。さすがに現役で使っている方はもう少ないのでしょうが、捨ててしまうならば最後の一滴まで味わってあげましょう。もちろん例によって中身の基板だけを入れ換えるだけですので簡単に元に戻せます、動作するファミコンならばパッドのガワだけお借りして本体は大事に取って置きましょうね。
それでは懐かしい親指の痛みを再び味わい尽しましょう。
例の如く中身の交換だけの簡単改造です。既にファミコンを手放してしまった人は探すのが大変かもしれませんね。
ICはSSパッドUSB化基板ver2と同じ物を使用していますのでMAX60発の入力にも耐えられます。詳しい性能は連射測定の第一回調査をご覧ください。 十字キー部分のプリントパターンはクシ型の形状を採用しましたので、各方向の感度はオリジナルよりもグッとよくなっています。
組み立て方は簡単です。例によってネジを外して裏フタを外して基板を入れ換えてフタを閉じればもう完成です。
ケーブルを絡める部分がちょっと狭いので注意して組み立ててください。
コントロールパネルのゲームコントローラのプロパティで確認しますと8個ボタンのパッドと認識されていますが実際に使用しているのは1〜4番ボタンのみです。ボタン配置は写真の様になっております。
組立する際のポイントです。
折角分解するのですから内部までちゃんと磨いて約20年間の蓄積した汚れを落しましょう。十字キー、ボタン下ケースは中性洗剤と歯ブラシで洗浄。水気をよく切って2〜3日干して下さい。上ケースは金色の化粧パネルが浮いてしまうので水洗いは避けましょう。ゴムボタン、特に接点部分(裏側にある黒い丸)はエチルアルコール、手許に無い場合はCDやビデオテープ等のヘッドクリーナー液を使ってティッシュペーパーで拭いてから組み立てると感度が良くなります。
一度組んでみて、各方向の感度が鋭すぎると思った場合は、十字ボタンのクシの外側二本を油性マジックで黒く塗って絶縁してもらえれば、純正とおなじく斜めが渋い感度になります。これでしたら簡単に元に戻せるので、どうしても気になる方は試してみて下さい。