用語辞典
連射測定レポートのための用語辞典
文:平研究員A
回を重ねてきて測定レポートの内容が込み入ってきましたので、ページで時折出てくる様々な用語についてまとめました。思いつく物を一通り挙げましたので、レポートを読んでいて判らない言葉が出てきた時に参考にして下さい。
- カサ型
- ジョイパッドの十字ボタンの形状の一種。押す部分がカサのような形をしている事から命名。サターンパッドはカサ型。
- カサ+コマ型
- 押す部分はカサ型で、内部はコマ型という合体技。エレコムやサンワのジョイパッドに多く、あまり押した感触がよくない事が多い。
- コマ型
- 十字ボタンの形状が表と内部で一体型のコマのような形をしている為命名。歴史は古くオーソドックスな形状で、ファミコンパッドもコマ型。
- 最大連射速度
- 計測対象となるジョイパッドを強制的に連射させ、毎秒何発まで正常に認識できる最大値。例えば周波数カウンターが40発と表示していて、jstestの結果が40発と言う状態でボリュームを上げ、周波数カウンターとjstestの結果が一致しなくなればそのジョイパッドの最大連射速度は20発ということです。
- 瞬間最大連射速度
- 最大連射速度以上の連射をジョイパッドに入力し、グラフの乱れとか周波数カウンターの数値とか一切気にしないで最大何発まで認識できるか測定した数値。たとえば最大連射速度が20発のパッドに毎秒200発入力すると、一瞬だけでも30とか40とか良い数値が出ることがあります。それが瞬間最大連射速度ですが、結局は乱れまくってる状態では正常とは言えないだろうとの判断から今後の計測では廃止することにしました。
- 実用操作速度
- 実用連射速度にx/y軸の動きを加え、処理の低下やグラフの乱れを計測します。
- 実用連射速度
- 毎秒20発の連射をジョイパッドに送り、実用時の安定性を計測します。ここでグラフに乱れがあると反応速度に少々難あり、といった感じです。
- 操作限界速度
- 最大連射速度にx/y軸の動きを加えた数値。計測対象のジョイパッドを安定して操作することができる限界を示します。
- 連射速度限界測定装置
- ジョイパッドに最大毎秒約200発の連射信号を強制的に送り込む装置。大まかな数値を調整するメインボリュームと微調整を行うサブボリュームの2つのボリュームを搭載し、認識される連射速度から接続されたジョイパッドの性能を測ることができます。ちなみに内部にはホリ製PSパッドが分解された状態で2個内蔵されており、USB変換機の連射性能を接続するだけで簡単に測ることができます。弱点はアナログボタンやアナログスティックの計測に弱いこと。
- DPP
- Direct Pad Proの略。家庭用ゲーム機のジョイパッドをパラレルポートに特殊なケーブルで接続し、PCに認識させるソフトウェア。バージョン5.0が最終版。既に配布は終了していますが、各所にミラーがありますので欲しい人は自力で探すべし。Windows98系のOSでのみ動作。
- DPPケーブル
- 家庭用ゲーム機のジョイパッドをパソコンのパラレルポートに接続する特殊なケーブル。DPPで使うケーブル、という事からこの名前で固定されたようです。
- jstest
- Windows上で連射の測定を行うohne-m様作の便利なソフト。PCコントローラ特論さんで配布されています。
- NTPAD
- Windows2000、XPで動作するDPPケーブル用のドライバソフト。ちょっと不安定。
- POV
- Position Of View ハットスイッチのこと。ゲーム中は視点の変更や標的の変更等に使われます。PSパッド>USB変換機にデュアルショックを繋いでアナログモードで使おうとすると、デジタル十字ボタンがPOVになるものが何種類かあります。
- Psxpad
- Windows2000、XPで動作するDPPケーブル用のドライバソフト。同種の物にNTPADがありますが、日本語環境での使用と安定性を求めるならばこちらをおすすめします。
とりあえずこんな所で、まだまだ追加されて行くと思います。