高速連射による反応速度調査

連射速度の限界に挑戦!第十四回 エレコム JC-PS101U、JC-PS201U新旧パッケージ品比較調査

研究員T

エレコム:USBゲームパッドコンバータ[JC-PS101U]、USBゲームパッドコンバータ2[JC-PS201U]

旧パッケージ 新パッケージ
旧パッケージ 新パッケージ

旧パッケージ品は2005年1月に購入した物です。

検証環境1

Mother board : Shuttle FV-24
CPU: PentiumV 1GHz Memory: 348MB
OS: Windows XP SP2

検証環境2

Mother board : MSI 495M3
CPU: Pentium4 2.4GHz Memory: 1GB
OS: Windows2000 SP4

計測ソフト : jstest v1.10

JC-PS101Uボタン配置

上がSONY純正Dual Shockのパッド上の表記で、下がWindowsで認識されたボタン番号及び対応軸です

ボタン
× L1 L2 R1 R2 START SELECT 左アナログボタン 右アナログボタン
2 3 1 4 7 5 8 6 9 10 11 12
方向キーデジタルモード 方向キーアナログモード 左アナログ 右アナログ縦 右アナログ横
x/y POV x/y Z回転 Z軸

JC-PS201Uボタン配置

付属のドライバにより、ボタン配置の変更が可能、下記の配置はドライバをインストールする前の素の状態です。

上がSONY純正Dual Shockのパッド上の表記で、下がWindowsで認識されたボタン番号及び対応軸です

ボタン
× L1 L2 R1 R2 START SELECT 左アナログボタン 右アナログボタン
2 3 1 4 7 5 8 6 9 10 11 12
方向キーデジタルモード 方向キーアナログモード 左アナログ 右アナログ縦 右アナログ横
↑=POV上+13,↓=POV下+15,
←=POV左+16,→=POV右+14
↑=POV上+13,↓=POV下+15,
←=POV左+16,→=POV右+14
x/y Z回転 Z軸

エレコム : JC-PS101U

デュアルショック2を接続した場合

デジタルモードでの計測結果です。

旧パッケージ 新パッケージ
最大連射速度 最大連射速度
最大連射速度 最大連射速度
実用連射速度 実用連射速度
実用連射速度 実用連射速度
60回/秒入力時 60回/秒入力時
60回/秒入力 60回/秒入力

デジタル系コントローラを接続した場合

※ メーカーの動作保証外の使用です!

旧パッケージ 新パッケージ
最大連射速度 最大連射速度
最大連射速度 最大連射速度
実用連射速度 実用連射速度
実用連射速度 実用連射速度

エレコム : JC-PS201U

デュアルショック2を接続した場合

デジタルモードでの計測結果です。

旧パッケージ 新パッケージ
最大連射速度 最大連射速度
最大連射速度 最大連射速度
実用連射速度 実用連射速度
実用連射速度 実用連射速度
60回/秒入力時 60回/秒入力時
60回/秒入力 60回/秒入力

デジタル系コントローラを接続した場合

※ メーカーの動作保証外の使用です!

旧パッケージ 新パッケージ
最大連射速度 最大連射速度
最大連射速度 最大連射速度
実用連射速度 実用連射速度
実用連射速度 実用連射速度

エレコム : JC-PS101U 2003年春購入ver

第六回 USB変換機特集その2の検証のDataです。友人がファイナルファンタジーXIを始める際に、一緒に購入した物をお借りしました。
デジタル系コントローラでの計測値になります。

2005年版ではデジタル系コントローラのレスポンスが非常に低下しています。途中でファームウェアの変更が有った様です。

最大連射速度
最大連射速度
実用連射速度
実用連射速度

2008年1月時点の旧パッケージ品について

旧パッケージ

2008年1月時点で店頭にある 旧パッケージも調べて見ましたが。中の基板は新パッケージと同じでした。性能も全く同じです。

新基板

JC-PS101UとJC-PS201Uの基板は全く同じ物でした。ICに書込まれているProduct IDだけが違っています。IDを変える事で 高機能モデルのドライバを、下位モデルで使えなくさせています。

2005年10月以前の旧パッケージ品について

旧パッケージ2005 新パッケージ
旧パッケージ2005 新パッケージ

2003年、2005年版のJC-PS101UはCypressのICを使っていましたが、現行品はHOLTEK製に変更になっています。
新基板には2005−10−25と印刷されていますので、かなり以前より中身が変っていた模様です。

ここまで書いて

IC変更によって ファームウェアも別の物を使用する事になった為、性能が良くなった、という事の様です。入力が増えるとガクッと受けつけなく事も無く、38回/秒を越えると読みこぼしが増えてくるという仕様なので。十分高性能な変換器と言えるのではないでしょうか。 但し新パッケージに謳ってある、60回/秒というのは無理でした。最近60回を謳う変換器が幾つか有るのですが、これは理論値なのでしょうか?

デジタル系のコントローラも、まともに使用出来るようになった事が 一番の改善点ですね。

お断り

過去の蓄積したデータとの比較の為と、秒あたり何回という表現の方が判りやすい為、検証ソフトはjstest v1.10を使用しています。最終verのv1.30はONとOFFをそれぞれ1回と数える為、おおよそ こちらの数値の二倍で表示されます。

これらの検証はもちろん我々が独自に行ったものなのでPC本体の性能や状態により変化があるでしょうし、まだまだ不備な点もあると思います。無闇に信じ込まないで結果は参考程度に考えておいてください。

※お願い : こちらに記載のデータを元に、メーカー、販売元に問合わせ、クレーム等の行為はご遠慮下さい。